adres Sound Test 


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R1.2
第五章 サウンド比較

この章では、実際に各種NRにて録音・再生したサウンドを試聴してみましょう。
比較として使用したのはドルビーBタイプ・同Cタイプ・dbx、そしてadresです。
実験に使用した機材は、
 カセットデッキ:EXCELIA(AIWA) XK-009 (オーバーホール済み)
 adres unit:Aurex AD-4 Mk II
です。実験前に12時間のエージング済みです。

録音に使用したのは、当方で所有するカセットテープの中で最も当時のスペックに近いと思われるTDKのD60(ノーマルテープ・1980年頃購入)を使用しています。(写真左)
現在流通しているカセットテープに比べて、約20年前のノーマルテープはかなり特性が低いため、XK-009ですら感度・イコライザー・バイアスを追い込むのに苦労しました。
ちなみにメタルテープ(ソニー・METAL-XR)を使った実験も行いましたが、テープ特性が良好のため試聴しても差がほとんど分からないため、掲載を見送りました。

なお、サンプリング・WAVファイル化にはIBM ThinkPad X21の内蔵サウンド機能を使用しました。
録音形式は22.05kHz・16bit・ステレオ、収録時間は約25秒です。
Windowsなら標準のMedia Playerで再生できるはずです。
内蔵サウンド機能のクオリティが非常に悪質なので(こんなに悪いとは思わなかった)、今回の比較試聴では音質評価(絶対評価)ではなく、それぞれの方式による収録音の比較相対評価でお願いします。
(機会があれば、再度サンプリングして掲載し直すことも考えています。尤も、音質を向上させると、ファイルサイズが巨大になるため、ダウンロードに時間がかかるという欠点もありますが。)




NRなしの標準録音です。
ヒスノイズがひどく、ピアニッシモではヒスノイズにかき消されそうです。
これではNRなしに音楽を楽しむことは難しいでしょう。

ドルビーB方式での録音です。
まだかなりヒスノイズが残っています。
この不満が、各社がNRを競って発表・発売するきっかけとなりました。

dbx方式での録音です。
ヒスノイズはほぼ皆無になるものの、ブリージングノイズ(ザワザワとまとわりつくようなノイズ)が非常に気になります。

adres方式による録音です。
ヒスノイズレベルはdbx方式に劣るものの、ブリージングノイズはほとんど判別できません。ヒスノイズも高域成分が抑えられており、聴感ノイズが緩和されています。

ドルビーC方式による録音です。
最後発の方式なので、聴感上良好な結果であることは当たり前で、更にB方式とのライセンスを絡めて推進すれば、デファクトスタンダードになったのも当然でしょう。

adresディスクのデコード前(レコードに録音された音)です。
エンファシスがかかった状態のため、シャリシャリ音が耳に付きます。

adresディスクのデコード後(adresユニット出力)です。
CD並み・・・とは言いませんが、レコード特有のノイズが抑えられ、ノイズレスに慣れた耳にも聞きやすい音です。
再生箇所によっては、マスターテープのヒスノイズまで聴取できます。

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