Self-made Variangle LCD Monitor




2011年12月03日

 昨年キヤノンのEOS-7Dを購入。
宣伝文句でもある"イメージモンスター"に偽りなき性能には非常に満足しつつも、ハイアングル・ローアングル撮影時に液晶モニターが見えず、やむを得ず連写機能を使って"乱写"することもあった。
最近は一眼レフカメラにバリアングルモニターが標準化しつつありますが、後付けタイプの外部液晶モニターはどれも高価・巨大・過重量、そしてバッテリーの出っ張りが非常に無様なので、「ないものは作っちゃえ!」と軽量コンパクトなバリアングル外付けモニターを自作しました。
コンセプトは 「小型軽量」「電池内蔵」「予算1万円以内」 です。




キーコンポーネントであるLCDの選定には迷いに迷った。
理想はHDMI ですが、小型液晶に適当なものがなく、結局フレーミング用途に耐えうるコンポジットに割り切り。最終的にヤフオクのjc_custom_shop から車載用オンダッシュモニターを購入。2980円。

電源:12V
モニターサイズ : 70mm × 53mm(約3.5インチ)
解像度 : 640×480 pix
対応映像方式 : NTSC・PAL



バリアングルモニターの取り付け方法は、ホットシューにエツミのボールヘッドシューを介することにした。これならモニターアングルを自由に調整できる。実売1837円。

エツミ 「ボールヘッドシュー」(E-6116)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/item/20100115_341929.html





最大のネックである電源。(カメラボディから電源が取れたらどんなに楽か!)
しかも車載用LCDなので12V駆動。リチウムイオンポリマー充電池を内蔵できるほど技術力もなく、しかしまさか充電池を10本積むわけにもいかないので、キーレスエントリー用電池・23Aタイプを採用。サイズは単5乾電池に似てるが、電圧は12Vもある。さすがに1本でLCDを駆動することは不可能なので、LCDの消費電流を考慮して4本を並列駆動することに。10本1000円だったので、1本当たり100円。





カメラとバリアングルモニターを接続するキヤノン純正ケーブル・AVC-DC400ST。
定価は2100円もするので、如何に安く入手するかにかかっている。今回はヤフオクで新品500円(プラス送料)。
取り回しの楽なカールコードタイプが欲しいけど、ストレートケーブルしかないので、簡易的ながらスパイラルコードにしてみた。
オリジナルにはオーディオとビデオの計3つプラグが付いているが、用のないオーディオ用ピンプラグは切断してビデオのみに。






LCDは簡単に前後2つに分離する。後ろ半分は使い道がないので処分。
白丸部分に接続していたオリジナルの電源・ビデオ配線を取り除く。
そして電源ラインとビデオ入力ラインを取り付け、サイドにコンポジットビデオ端子を加工取り付け。どうしても基板とビデオ端子が干渉するため、基板を削って端子側もホットメルトで絶縁固定する必要があった。




上記写真の拡大。
左から2ピンが+12V、3ピンがGND、4ピンがコンポジットビデオ入力。
今回は1ピンと5ピンは未使用。 





バリアングルモニター本体にはテイシン電機のモールドケース・TB-56を採用。
180円という手頃な価格もさることながら、今回使用する液晶パネルとサイズがほぼ同じというメリットもある。
LCD回路と接触しないことを確認の上、単5用電池ケースを4並列にして固定。





ボールヘッドシューの取り付け用ナット。
三脚と同じ仕様なので、1/4インチの六角ナットをモールドケースにはめ込む。






電源スイッチはON/OFFが分かるよう自発光タイプを選んだ。接写時に赤い光が写り込む場合が考えられるので、その点は要注意。





サイドのビデオ入力端子部分。
出っ張りが意外と大きいので、ひっかけたりぶつけたりしないよう注意が必要。





液晶パネル部とモールドケースの取り付け方法には随分悩んだが、普段は簡単に外れず、電池交換時は容易に・・・ということで、液晶パネル部のサイドにアクリル板のスタットを立ててネジ止めにした。アイデアはよかったが加工(位置合わせ)が難しく、仕上がりが今ひとつだった。
強い衝撃を与えると電池が抜けかかる時があるため、液晶ユニット側にクッション材を追加。









組み立てた後、7Dに装着したところです。
本当はもっとコンパクトに仕上げたいところですが、汎用品を流用したので製作費用は7000円程度に収めることができました。
個人の工作ですので、この辺が妥協レベルでしょうか。


  憧れのバリアングル〜♪