HP nx6120 修理レポート





2010年2月13日

2008年のある日、HP nx6120の電源が入らなくなった。
スペック的にはかなり見劣りするPCですが、画面が大きくて見やすく、今の主流であるワイドスクリーンではない(ワイドは好きじゃない)ため、延命措置を試みてみました。

まず、ACアダプタの電圧チェック。こちらは問題なし。
ということで、本体側の電源回路に原因ありと判断し、nx6120の分解に着手、回路を追ってみた。
結論としては、チップコンデンサ1個が原因だったのですが、検索すると意外とこの問題が多発しているようなので、2年前のネタですが遅れ馳せながら公開します。
なお、電源回路の修理(改造)ですので、素人による作業はお勧めしません。よって詳しい説明も省きます。ご了承下さい。




底面にあるネジを片っ端から抜きます。液晶画面を取り外すかどうかは任意ですが、nx6120の画面はかなり大きくて重いため、作業性を重視して全て外します。パームレストやフレームは小さなツメで固定してあるので、割らないよう慎重に外していきます。



ACアダプタを接続してしばらくすると、C57が発熱していることに気付く。どうやらショートに近い状態になっているらしい。
回路上から判断するに、このC57は電源のパスコン用らしいので、取り払っても問題なかろう。
ただし電源ノイズには弱くなるので、誤動作や動作不安定になるようであれば、PCの使用を諦めて買い直すべき。

C57を取り外し、PCを組み立てる。コネクタを元通りに差し込むのは当然のことながら、組み戻す際に配線を断線させたり、何故かネジが余ってしまうというのは言語道断である。(^^;

そして電源をONにすると、まるで何事もなかったかのようにPCが起動。




取り外したC57。念のためチェックすると、コンデンサとしては全く機能しておらず、抵抗値も1オーム前後と限りなくショート状態。
C57が劣化して電源保護回路が動作し、電源が入らなくなったのであろう。



C57除去後、2年近くnx6120を使用していますが、問題なく稼働しています。
今ではネットブック代わりとして、台所専用PCの座を占めてます。(笑)
Windows XPなら十分快適に動きますし、画面が大きくて見やすいんですよね、これ。



P.S. 他の紹介記事を見ると、ラジオペンチなどを使ってC57を強引に取り外す人を見受けますが、曲がりなりにも電源回路ですし、回路パターンを引きちぎってしまう可能性も高いので、そのような乱暴な方法は絶対にお勧めしません。