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adres unit初代機の顔といえば、この大きなレベルメーターでしょう。
実際、業務機で使われるような大きなもので、内部にメーターランプを2つ内蔵しています。
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フロント右側には、ボリュームと各種切換えスイッチ、そして基準レベル合わせ用の発振器スイッチがあります。
AD-3以降で使われている小さな切換えスイッチより、このレバースイッチの方が操作感がしっかりしていて、小気味よいです。
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黒い箱が2つ並んでいるように見えますが、実際は回路の(シールド?)カバーです。
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Program Peak Level Detector Unit拡大写真。
初代機では信号レベル検出を専門に処理するブロックが必要だったようです。
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黒い箱が2つ並んでいるのは、おそらく2チャンネル(左右ch)の信号処理ブロックとみて間違いないでしょう。シールドカバーは半田付けされているだけです。
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シールドカバーを取り外した写真です。
IC周りにかなりの部品を必要としていますが、ICの型番はTA7605Pなので、後継adres
unitで使われているTA7605APの前身と見て間違いないでしょう。
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背面パネルです。
入出力端子と、サービスコンセントがあるだけです。
背面にまでadresロゴを付けているのがユニークです。
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機種銘板です。
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AD-5での特性測定結果例です。
ノイズレベルが実測値で20dB以上下がっています。当時としては画期的な値でしょう。
ちなみに、後継機では専用ICの採用や回路の見直しが行われ、更に数dBの改善がされたと言われています。
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参考までに当時の主流だったドルビーBタイプの測定結果です。
データは、ソニーの単体ドルビーアダプタ・NR-335(\49800)です。
やはりノイズレベルはadresより平均値で15dB前後も高いです。
特に2kHzを越えた辺りから急激に上昇カーブを描くため、聴感上かなり気になるのもやむを得ないでしょう。
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