ONKYO NR-5


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R1.3
型番:ONKYO NR-5 定価:59800円 発売:1981年10月

● NR-5の概要

東芝からOEM供給を受けて発売した、AD-4 Mk II 姉妹機。
フロントパネルとメーターがブラックに変更されているのが特徴。
機能や性能の相違はない。

● NR-5の仕様

電源:AC100V 50/60Hz共用
消費電力:11W
チャンネル数:4チャンネル(エンコーダー2チャンネル、デコーダー2チャンネル)
入力インピーダンス:50kオーム
基準入力レベル:エンコーダー100mV、デコーダー150mV
基準出力レベル:エンコーダー300mV、デコーダー350mV
負荷インピーダンス:10kオーム以上
キャリブレーション・トーン:300mV(エンコードアウト 1kHz)
アドレス基準レベル:150mV(デコードイン 1kHz)
      アドレスレコードを再生するための最低入力レベルはアドレスCALシート再生で100mV以上
ヘッドホーン出力:1mW(8オーム)
周波数特性(総合):20Hz〜20kHz±1dB(1Hz基準入力レベルに対して)
歪率(総合):0.10%以内(1kHz基準入力レベル)
入出力端子:アンプ用入出力 PIN×1系統
      デッキ用入出力 PIN×2系統 6.3mm×1系統
      ヘッドホーン出力 6.3mm×1系統
使用半導体:IC16個、トランジスタ12個、ダイオード23個(LED含む)
ACアウトレット:UNSWITCHED 2個(合わせて最大300W)
外形寸法:420(幅)×75(高さ)×284(奥行)mm(ゴム脚、ツマミ含む)
重量:4.3kg
付属品:アドレスCALシート×1、接続コード(PIN-PIN)×2、取扱説明書×1、保証書×1



NR-5の最大の特徴でもあり、また人気の理由でもあるブラックフェース。
個人的にはブラックメーターにグリーンのイルミネーションランプはミスマッチだと思うが、全体的には好印象を受ける。
スイッチやツマミはAD-4 Mk II と同一。

基板も東芝からそのまま供給を受けた様子。基板に東芝のロゴが入っている。
OEMを受けるにあたって、部品や回路変更を行なった形跡はない。

背面にある機種銘板。
型番こそNR-5だが、電気試験は東芝が行なったらしく、TOSHIBAの文字が入っている。
普通であれば、OEM供給であっても製造者の名前は表に出さないものだが、この当時の大らかさ故か、オンキョーがNR-5の販売にそれほど執着していなかったからか・・・・。

姉妹機を並べてみたところです。
レイアウトは全く同一にも関わらず、見た目の印象は大きく異なります。

よく見ると、パネルの表記文字とメーターのフォントが異なる。オンキョー製品と統一した?

NR-5取扱説明書。
内容もAD-4 Mk II と全く同一。
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